こんにちは!本日から職員研修が始まりました。スタッフ一丸となって、オープンに向けて頑張っていきます。さて、今回はとういん内科・ハートクリニックが採用している一般検査器具についてご説明します(ついに院内に医療機器が配備されましたので、一部は実際の写真を使用しています)。①採血検査一番左側の機械は「富士ドライケムNX700」です。腎機能検査、肝機能検査、電解質検査などの一般生化学検査を院内ですることが可能です。もちろんクリニック内で調べられる検体数には限度があるため、急がない場合は外部委託の検査にお願いさせていただきます。ですが、感染症や循環器疾患、腎臓疾患など緊急の場合、また早めの治療方針の決定が必要な場合には、早めに血液結果を出すことが患者さんの利益につながると私は考えています。一番右端の機械は「ラピッドピアⅡ」といって、心不全の診断に非常に有効な検査であるBNP検査、トロポニンI検査などの検査を担当します。迅速な対応が必要な循環器の病気の診断にはとても有効です。続いて、左側の機械は白血球、赤血球、血小板などの血球の検査を確認する「ミクロスエミ」、右側は糖尿病の検査であるHbA1cや、炎症反応をチェックできるCRPなどを検査する「バナリスト」です。②nodoca当院では、従来の鼻咽頭ぬぐい検査(抗原検査)に加えて、AI搭載インフルエンザ検査医療機器nodocaも導入しています。6歳以上の患者さんに保険診療にて受けていただけます。のどの奥の写真と体温・自覚症状をAIが解析し診断します。今までよくされていた鼻咽頭ぬぐい検査に比べて痛みが少なく、判定結果が出るのが早いです。また、発症早期(症状が出て12時間以内)ならば特に精度が高いです。ただし、この検査ではコロナウィルスをはじめとする他のウィルスの検査は出来ないことや、のどの奥の写真をうまく撮る必要があります。発症からの時間が早い場合や鼻の検査が苦手な場合には選択肢となる検査と考えております。