こんにちは!本日は大雨ですが数日前は体温を超えるような暑さでした。クリニックの工事は着々と進んでおりますが、大変暑い中工事を頑張ってくださっている伊藤工務店のスタッフさんには感謝です。さて、本日は自己紹介の続きをお話ししたいと思います。最後の砦になりたい!専門は循環器科を選択初期研修生活を送っていた名古屋掖済会病院のとても忙しい救急診療の中にあって、一際頼りになる存在であったのが循環器科の先輩方でした。心臓に病気がある患者さんの対応は、ダイナミックに変化していく状態に対して臨機応変に、そして命を左右しうるような重症な患者さんにも慌てずに冷静に行う必要があります。当時研修医であった私は重症患者さんの対応にアタフタしていたのですが、循環器科の先生方がその場に現れると、私を含めて現場のスタッフはみんなほっとして落ち着きます。「ああ、もう大丈夫だ」と。新人の私にとっては、循環器科の先生は救急医療の現場における『砦』のような存在でした。当時は初期研修の2年間が終わると自身の専門の科を決める必要がありました。初期研修も終わりに差し掛かった頃には、「医療における最後の砦」と憧れて、自分も循環器医になりたいと思うようになっていきました。循環器内科医としてのスタート後期研修医である医師3年目以降は、そのまま名古屋掖済会病院で内科全般を勉強していきました。消化器内科、呼吸器内科、内分泌・糖尿病内科などで研鑽を積んで、最終的に憧れの循環器科の医師になることを選択しました。名古屋掖済会病院の循環器科では、心臓カテーテル検査・治療、心不全治療、不整脈のアブレーション治療、重症患者さんを集中治療でECMO管理したりなど、日夜多くの経験を積むことができました。今思えば信じられないような激務でしたが、まだ若かったのと、研修時代からの仲間が多かったこともあり、特に体調を崩すこともなく楽しく働いていました。医師として6年、循環器内科医として4年が過ぎたころ、最初の試練・・・初めての転勤です。 長くなってきたので、ここで次回に続きます。