こんにちは。最近寒い日が続いております。寒くなると血圧は上がります。その理由は、寒いと交感神経が反応し血管を収縮させるからである、と言われています。血管が収縮することにより、血管は狭くなりますので、その分抵抗値である血圧は上昇します。皆さんは寒いと血圧が上がっていることに気がつくでしょうか?運動している時や怒っているときも血圧は上がっています。頭に血が上るなんて言いますが、怒っているときの血圧の上昇は自覚できるかもしれません。病院ではいつも血圧が高い、なんて方もいらっしゃいますが、それは緊張しているからでしょうか、それとも病院以外の場所でも高いのでしょうか。生活のあらゆる状況で血圧は上下します。血圧はある1点だけで見ても、それは必ずしも正しいあなたの血圧とは限りません。という事で、家庭血圧の重要性を今回はお話しします。【高血圧の10のファクト ⑩】日本は家庭血圧計が普及しており、家庭での血圧測定は高血圧の診断と治療に役立ちます。話の流れ上、①につづいていきなり⑩になりました。前回、高血圧が様々な病気のリスクであることをお話ししましたが、本当に血圧が高いかどうかの判断には家庭血圧を用いることが多いです。実際は、24時間血圧を測り続けてその血圧を用いる方が正確にリスクを反映するのですが、それを実現するための24時間血圧計は精神的・肉体的な負担の大きさから普及していません。それに対して現在の日本には毎年400万台以上の家庭血圧計が販売されており、比較的手ごろな価格で簡単に手に入れることができます。そういう理由で、現在の日本のガイドラインでは、家庭血圧を最も重視しています。家庭血圧は「かたまり」で考える最初に述べましたように、寒さやストレス、寝不足、緊張、など血圧に影響する因子はとても多いです。たまたま測定した1回の血圧は、参考にはなりますが、正しくリスクを反映した血圧ではありません。家庭血圧として評価に値するのは、少なくとも5~7日間、朝・晩それぞれの測定値の平均値を用いて考えます。家庭血圧を測る際の心得家庭血圧にはさまざまな事が影響してしまうので、測る際に注意するべき心得を図にまとめました。家庭血圧計は手首の血圧計よりは二の腕で測定するものが(現時点では)推奨されています。手首の動脈は正確に測るのが難しいとされているからです。「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というように、病気と闘うためには自分のからだの正確な情報が不可欠になってきます。ぜひ、家庭血圧を測定して正しい自分の状態を知るようにしましょう。次回は血圧を下げるにはどのようにしていくかについてガイドラインをもとに紹介していく予定です。よろしくお願いいたします。