こんにちは!前回、「私たちヒトの祖先は陸上で水分や塩を保つためにホルモンや舌・腎臓などを発達させて体のバランスをとっていましたが、そのバランスを崩すような出来事が起こりました」というお話をしました。その続きです。過ぎたる塩は、なお及ばざるが如しヒトが「農耕」を発明した事がこのバランスを崩した原因ではないかと言われています。安定的な食糧供給を可能としたことで爆発的に人口が増えましたが、農作物には塩が含まれておらず、塩を意識的に補給しなくてはならなくなったのです。塩を感知する為に発達していた舌も、それに拍車をかけました。技術を発達させて大量の塩を生産し、それを美味しいと感じる舌によって、ヒトは塩をとりすぎるようになってしまったのです。安定した食糧供給や医療技術の発展によってヒトの寿命は飛躍的に向上していますが、塩の取り過ぎは高齢化社会となったヒトの臓器に負担をかけています。塩分を過剰に摂ることで、心臓や血管、腎臓、胃など様々な臓器への負担がかかっているのです。生きるために塩分を摂取していくことは必要です。ですが、過剰に摂ることは問題です。そのためには適切な量の塩分を摂取する事、いい塩梅にバランスをとっていく事が大事なのです。9月21日(土)11時、14時(2つとも同じ内容です)にイオンモール東員さんで塩と心臓病の関連について、病気との関連なども含めて「よい塩梅で心臓病予防」という演目で講演予定です。お時間のある方はお越しいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。