こんにちは。12月1日の内覧会、12月3日の開院まで、一か月を切りました。現在急ピッチで最終準備を進めています!さて、今回からは12月3日にオープンする「とういん内科・ハートクリニック」の特徴を何回かに分けてお話ししていこうと思います。第一回は循環器検査編です。検査といってもいろいろですが、当院で揃えている循環器科(心臓・血管)の検査機器をご紹介します。①心肺運動負荷試験今回のサムネイル画像にも採用していますが、この検査機器は呼吸の中の酸素や二酸化炭素の濃度を測りながら、自転車をこいでいただく高度な医療機器になります。この検査でわかることはたくさんあります。息切れのある患者さんのその原因が、心臓なのか、肺なのか、運動・筋力不足なのか、その他なのかを明らかにする。患者さんの運動能力・持久力がどの程度なのか判定する。有酸素運動から無酸素運動に切り替わる時点(嫌気性代謝閾値)を同定する。その点における脈拍数や運動の負担をもとに運動処方(その方の病気や運動能力を踏まえて、健康を維持するためにちょうど良い運動を決める事です)をする。これら以外にもたくさん分かることがあります。心疾患・肺疾患の状態評価のために非常に有効な検査であり、予後をよくするための方針決定にも役立ちます。いずれ大きく取り上げて解説したいと思っています。②エコー検査心臓の様子を超音波でチェックする検査機器です。レントゲンではないので、体には負担がありません。心臓の動きや弁膜症、心臓の筋肉の状態などを検査で明らかにします。左側が据え置きのエコー検査機器で、右側がポータブルエコーです。ポータブルエコーは実際は手のひらサイズです。心臓だけでなく足の静脈血栓を探したり、頸動脈の動脈硬化をみたり、腹部臓器も検査することができます。③その他それ以外にもたくさんの検査機器があります。心電図機器は、ポータブル心電図や24時間心電図も備えており、必要に応じて家で心電図をチェックする機器を貸し出したりすることも可能です。さらには動脈の硬さを調べたり、動脈の詰まり具合をチェックする血圧脈波検査(ABI・CAVI)や、レントゲン検査など様々な検査機器をそろえています。これらの検査を駆使して循環器診療を行っていきます!次は「一般検査編」です。よろしくお願いします。