こんにちは。今回は前回の続きです。当院の名称を決めるために様々な試行錯誤を経て、「とういんハート内科」に決まりかけました。そしてその名称でロゴの制作もお願いしました。というところまでお話ししました。医療機関の名称は、正式には保健所に提出して決定します。後々で許可が下りないようなことがあってもいけないので先に管轄の保健所や、医師会にも確認することにしました。医師会からは特に問題ないとのことでしたが、保健所からは念のため、ハート内科という名称について県に確認しますとのことでした。そして、県からは内科の前につける名称としてハートはわかりにくいので、変更するようにとの事でした。私としては試行錯誤の末に決まった名称でしたので、最初は納得がいかず県に問い合わせしました。最終的に厚生労働省に確認していただき、やはり変更が望ましいとのことでした。理由としては、内科の前につける名称は機能を誤解なく表すようなものにするべきであるという事でした。残念ながら、とういんハート内科という名称は使用出来ないことになりました。という事で、「とういん内科ハートクリニック」しかないと思いましたが、長すぎることと内科とハートクリニックという二つの機能があるよという事をわかりやすく盛り込むために「・」が入って、最終的に今の「とういん内科・ハートクリニック」に決まりました。私が先走ったことで、ロゴを制作していただいたエコムクリエーションさんには迷惑をかけてしまいました・・・今となっては、名乗るときに長すぎて省略したくなるという点を除けば、これでよかったと思っています。医療界でハートクリニックと言えば循環器科のことですが、医療界の当たり前は世間の当たり前ではありません。ハートクリニックが心臓専門であるという認識を必ずしも患者さんが持っていないこともあるので、誤解を生むという点では今の名称も正しかったのかどうか悩ましいところです。実際、『ハートクリニックって、心の病気をみるところ?』と言われたこともあります。自分の視点が必ずしも世間と一致していない事もありますし、それぞれ個人で視点は異なります。それぞれの患者さんの目線で物事を考える必要性について、さらに実感することとなりました。このような経緯で当院の名称はきまりました。藤岡弘、さんの「、」に意味があるように、当院のとういん内科・ハートクリニックの「・」にも意味があります。いつもの道の何気ないあの看板のあの文字にも意味があるのではないか、なんて思いながら観察してみると楽しいかもしれません。※①を公開する前日にあやまって②が先に公開されておりました。混乱されてしまった方、申し訳ありませんでした。